internet-boyzの日記

4人で交換日記をしています。

枯渇

この交換ブログが始まって一ヶ月くらいが経つようだ。

非常に今更な話であるが、僕は長い文章を書くのが非常に苦手だ。

ツイッターで30字にも満たない文、というよりも単語の羅列じみたものを投稿するのはあれほど簡単なのに、起承転結がちゃんとしててちゃんと文脈を持っている文章を書くのはすごく億劫だ。

なんでだろうと考えてみると、多分いつも頭の中をいっぱいの単語が虫みたいに飛んでいて、それを捕まえるだけでツイートが完成するからなんだと思う。

そんで悲しいことに、そういうのを何匹捕まえても一向に文脈が生まれないので、何か一手間加えないと長い文章にはならないからなんだろう。

でもだいたいにして僕はすごく怠惰なので一手間とかは嫌なんだ。

 

 

長い文章を書くのが苦手なのは詰まるところ怠惰だから、という結論には至りたくない。

そこでなんとか自分を騙せる言い訳を考えてみた。以下である。

 

 

僕はいままさに現在大学院生の身分であり、学術的な文章を書く訓練を受けている。

そういう文章を書くときには入念な下調べが必要だったり、文の中に論理的なミスがないようにしなくてはならない。

調べが足りなかったり、ミスがあろうものなら、周りから謗りを被る羽目になる。

というのは嘘で、みんな優しく指摘してくれるが、とはいえ論証が目的の文章を書くんだから、あまりにミスが多いと恥ずかしくなる。

そういうわけでゆっくりねっとりしとしとと文章を書く訓練を受けているので、こういうブログのような場で舌滑らかに愉快な話を披露するみたいなことがどんどんできなくなってくる。

これが言い訳の一つ目、心理的なハードルがとにかく高い、というものである。

 

 

言い訳はまだある。くどいようだがもう少しお付き合いいただければ幸いである。

本格的にガクモンを初めて、散歩したりお風呂に入ったりするときの考え事が全部ガクモンのことになったというものである。

高校生の時はもっと気軽に友達と共有できそうなことを考えていた気がする。ジャンプの話とか好きな人のこととか、ちょっと背伸びして考える人生訓めいたお話とか。

それに比べて最近は『実践理性批判』の「原則」と「法則」の違いは何か、とか『精神現象学』の意識章における「われわれ」の観点からの考察をどういう気持ちで読んだらいいんだろう、とかそういうのばっかりになってしまった。

こういうのって枯渇だよなぁと思ってしまうこともある。

いやでもそんなこともないだろうと思うことの方が多いけど。

少なくとも高校生の時と同じくらい楽しいし気持ちがいいし。

イケてる紙を読めてそれについてずっと考えていられて嬉し〜。

少し話がずれかけてしまったけれど、二つ目の言い訳のこういった、簡単にブログの記事に出来そうな話題があんまりない、というものだ。

 

いかにブログを書くのが面倒くさいかをつらつらと書いてきたわけだけれども、友達と一緒にやれてるというのが動機として強力なお陰でなんとか一ヶ月のところまでこれた。

頑張ってみんなに喜ばれる話を披露できるようになりたいものだ。

枯渇するまで魂使い倒すぜ。

 

オハラク