【前編】週イチくらいで古墳を見つける男
こんにちは、夜更かしクンです。
こないだも夜更かししていたんですが、そのときにインターネットボーイズの熊猫クンと見つけたおもしろい話について書こうと思います。
きっかけは造山古墳について調べていたところからでした。午前二時になぜ造山古墳について調べようと思ったのか、それは誰にもわからない。フミキリにボウエンキョウを担いでいくような人生はいったいどこへ。
だいたい5世紀前半くらいのものらしい。日本で4番目に大きい古墳は、実は岡山県にあるんですね。古墳と言えばまあ奈良県とか大阪府に多いよね~となんとなく思っていたのですが、実はそうでもなくて...
古墳にコーフン協会。いいですねえ。煽り抜きでこういうのマジで好きです。で、これを見てみますと、こんな感じでした。
左上の「古墳にコーフン協会」のロゴの存在感がすごい。緑のバーからはみ出ているので、スクロールするとロゴの下半分が記事にかぶる。
まあそんなことはおいといて、ランキングです。1位兵庫県、2位鳥取県、3位京都府、、あれ、我らが奈良県と大阪府はどこへ、、
奈良県は8位、大阪府は13位なんですね。意外過ぎる。それにしても兵庫がダントツで多い。ちょっと調べてみたんですが、兵庫には群集墳が多いらしい。
古墳が作られていたのはだいたい3世紀~7世紀くらいの約400年間の間なんですが、時期によって大きさや形、副葬品などが異なっています。前期のものは小さめの円墳・方墳がメインですが、中期になってくると日本一大きい古墳として知られる大仙古墳のようなものが出てくる。上で挙げた造山古墳もそうですね。そして巨大古墳は姿を消し、終末期には群集墳という、比較的小さめのものが多く作られるようになります。形や大きさは地域によってまちまちですが、塚と塚が接するほどいくつもの古墳が近くにあることが多いです。中期の巨大古墳は大王クラスの豪族のものが多いと考えられていますが、群集墳レベルだとその土地のちょっとした有力者のものが大半だと考えられています。
というか、400年で日本全国に作られた古墳の数が16万基なわけですから、1年でだいたい400基、つまりだいたい1日1基作られていたわけです。一日一善です。善とは古墳造営のことだった(新発見ッ!)。
フェルミ推定とかしたらどうなっちゃうんでしょうね。外資系コン〇ルティングファームのグループディスカッション面接のお題が「日本全国の古墳の数を推定せよ」とかで、意識高い系の学生たちが凍りつくやつ。これで妄想記事が一つ書けそう、やったぜ。
また話が脱線しました。戻します。
たしかにこれだと群集墳はひとつひとつにスポットライトが当たりにくいし、あまり有名にならないんですかね。世の中にはまだまだ知らない古墳がたくさんある、ってことで、Google Mapで適当に検索かけてみました。
まずは奈良県の古墳事情です。「現在営業中」でソートしたらいくつか減りましたが、拡大すると復活しました。Googleのソート機能はよくわかりませんが、とりあえず古墳は24時間営業ということで間違いなさそうです。日本全国に16万基ありますから、日本全国のコンビニの数がおよそ5万5千店前後で推移していることを考えると、古墳はコンビニよりも「あなたとコンビニ」なのかもしれませんね。いや、「あなたとコフンニ」か、、、あと、キトラ古墳とか石舞台古墳が「子供向き」になっているのもおもしろい。大半の子どもとか古墳に興味なさそう(夜更かしクンは日本全国の古墳ファンの子どもたちを応援しています)。
つづいて、造山古墳のある、中国地方です。
順に、岡山市・広島市・福山市付近についても検索してみました。縮尺は奈良県とだいたい揃えてあるので、(Googleの検索方法を信用するならば)奈良に負けず劣らずたくさんの古墳があるんだなあとわかります(小並感)。個人的には岡山・倉敷の「ギリギリ山古墳」が気になる。いくつか名前の由来があるみたいです。
ここまでが前置き?です(絶望)。ここで、「あ、そういえば熊猫クンって広島出身じゃんね」と気づき、午前二時半にラインを送ります。以下、熊猫語録です。
とまあこんな感じで、通話が始まります。
広島県あたりの古墳事情について調べていると、こんな記事が。
「5年ほど前から丘陵地帯で200基超の古墳を確認している同会の佐藤さん」
5年で200基...パワフルだ...
以下がこの記事に対するわれわれの反応です(寝ようと言って通話を終了したのにラインでしゃべっている)。
古墳って、平均だとしても週一で見つかるもんなんですかね...。広島県が未発見未確認の古墳をたまたま多く抱えているだけなのか、それとも全国的に未発見未確認の古墳はまだたくさんあるのか、気になります。まあ、豪族や有力者がいた地域じゃないと古墳は作られないだろうけど、でもまだまだ見つかりそうな気がします。いずれにせよ、この記事に出てくる佐藤さん、タダものではなさそうです。僕だったら山を歩いてても、「あー、山だなあ」「あー、丘だなあ」くらいしか思わなそうだし、むしろ植物とか動物のほうに注意が向きそうです。何か判別基準があるんでしょうか、知りたいところです。はやく僕もセミリタイアしてこういうことしたいよ...。
というわけで、後編に続きます。なんだか壮大な前置き回みたいな感じになってすみません。次回はちょうど熊猫クンですし、週一くらいで古墳を見つけるひとたちのブログを発見したので、それについてなんか書いてくれるんじゃないかなー。僕は土用の丑の日ということで、これからウナギを買ってこようと思います(ウナギ、絶滅にまた一歩近づいた)。
それでは、熊猫クン、よろしくお願いします。
夜更かしクン