internet-boyzの日記

4人で交換日記をしています。

東京ミツバチ

こんばんは。夜更かしクンです。

3万年ぶりに自転車に乗ったんですが、道路に空いていた謎のくぼみのせいで両輪が「バコン」という音とともに同時にパンクしました。きょうの星座占い、おうし座は52423987位だと思います。

 

 

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まずはインターネットボーイズ・mtknの先日のツイートから。

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午前4時42分。眠れぬ森の美女ならぬ眠れぬインターネットのボーイズがライングループに朝の写真をあげていたときのものです。マイ宅(東京)が左、mtkn宅(福岡)が右です。

経度で言うと東京都が東経約139度、福岡県が東経約130度みたいです。その差、9度。経度15度で時差が1時間発生するので、9度だと36分か。日の出まわりの時間帯において、36分違うとこんなに空の明るさが違うんですね。経度的に東京から離れたところに住んだことがないので、日本にこんなに時差があるなんて思っていませんでした。沖縄と北海道とかだともっとありそうですね。日本、東西に長い。

 

 

で、左の写真はマイ宅なわけですが、写っているのはゴーヤになります。確か6月に緊急事態宣言が終わってからホームセンターに行って苗を買ってきて植えたものです。1か月ちょっとでかなり大きくなり、最近は花も咲き始め、雌花には実がつき始めました。

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去年もゴーヤを育ててたんですが、4合瓶みたいなサイズのお化けゴーヤがいくつか採れました。ことしはどうだろう。

 

 

ゴーヤには雄花と雌花があって、実は雌花の根元にできます。雄花の花粉が雌花まで運ばれることが必要なんですが、たいていはその役割を虫たちが担ってくれています。朝起きて夜眠れず、早朝にゴーヤに水をやっていると虫たちがたくさん来ているのをよく目にします。で、ハエとかアブとかが多かったんですが、昨日からミツバチが訪れ始めました。(写真はない)

 

 

このミツバチ、どこから来たんでしょう…?

ミツバチの飛翔距離は10kmほど(片道5kmとか)と言われています。あんなちっちゃいのにめっちゃ飛ぶ。とはいえ、マイ宅は23区、しかもビルだらけ、家だらけ、ヒトだらけの山手線の内側であり、ニホンミツバチが営巣していたり、セイヨウミツバチの巣箱が置いてあるところなんてあるのだろうか…?

 

 

…あるんです。

 

 

 


研究室の扉「ミツバチの社会性を司る遺伝子をさぐる」久保健雄教授、河野大輝さん

 

 

学部生時代に、一時期ここの研究室にお世話になっていました。動画に出てきた二人の先生方(博士の方も今は教員になられています)、熱心で優秀でした…。この研究室で、東京のど真ん中で、ミツバチを飼っているんです。

サムネに写っているのは文京区本郷にある某大学の学科の屋上なんですが、屋上に行くとミツバチの巣箱がたくさん並んでいます。実験に使うミツバチを捕まえるときは防護服を着るため、宇宙飛行士みたいな恰好になります。

”私のこの一歩は人類にとっては小さな一歩だが、ミツバチにとっては大きな一歩だ(物理的距離を考えればそれはそう)。”

(Yofukashi, 2019)

などと考えながら、日々ミツバチを採集していました。日々というほど毎日でもないけど。

ということで、文京区本郷から半径5kmくらいの地点(往復5kmでミツバチの飛翔限界の10km)をみてみると、だいたいこんな感じ。

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マイ宅も含まれていました。また、近いところで花がそこそこ咲いていそうなところだと小石川植物園、上野公園、根津神社六義園、皇居などがあります。ちょっとがんばっちゃったミツバチは新宿御苑スカイツリー浜離宮なんかにも遠征してそう。ほかにも、以前、神保町の三省堂の裏の盆栽コーナーの花にミツバチが来てるのを見て、「あ、うちの子だ!(いつか僕に捕まって解剖されるのかな…)」ってひとり喜んでいたこともあります。

 

 

東京都内、マジの都会なように思えて、実は植物が植えてある公園とかがそこそこあるんですよね、これは来てみないとわかりませんがとにかく意外でした(あくまでも人工的な公園が多いという認識なので、”自然”が多いという表現はしたくない)。とまあこんな感じで、都内でミツバチを飼うことも(エサ的な面で)理論上可能です。商業化しようと思ったら何十箱も設置しなければいけないだろうからそれは厳しいかもしれないけど。

 

 

よって、”東京ミツバチ”は実はすべて東京大学産なんです!

 

 

…と言いたかったのですが、実はほかにも都内でミツバチを育てている方々がいました(一応調べたらヒットしてビビった)。

 

 

beetopia.tokyo


ja.wikipedia.org

 

 

山手線圏内だとこのへんですね。知らなかった(こういうのどうやったら広く知られるようになるんだろうね)。たしかに都内の公園とかだと農薬の散布とかも果樹園ほどではなさそうだし、一周回って健康にいいのかもしれない。あと、果樹園とかのミツバチはリンゴの花みつとかその果樹園内のミツが成分の多くを占めるだろうから味がある程度まとまっていそう(製品向き?)だけど、都内だといろんな花が少しずつ咲いているイメージなので、それらから作られているということはハチミツの味もミックス系なのかな(最終的には代謝されて糖になっているとはいえ)。年によって味が違ったりしていたらおもしろいですよね、毎年買い続けて味の変化を見たりしても楽しそう。

 

 

東京ミツバチの話でした。こんど原宿いったら寄ってみるかー。

 

 

夜更かしクン