歯痛
一月ほど前から、突然左の奥歯全体が上下ともに急に痛むようになった。
はじめの頃は痛みは数分で収まり、また元の状態に戻っていたので、それほど気にせずにいたが、ついにこの前、夜に大学から帰宅した後、遂に3時間ほど痛みが続いて動けなくなり、これはマズいと思って病院に行くことにした。
単に歯が痛むといっても、頭痛によるものだったり、三叉神経痛(これは併走する動脈の動脈硬化によることが多そうなので、流石にこの年齢では多分違うかしら?)であったり、狭心症などの放散痛であったり、或いは単純に親知らずや虫歯によるものであったりする。
そのため、病院といってもいろいろ考えられるが、とりあえず神経内科と、普段通っている歯医者に行くことにした。
まず、神経内科である。
人生初MRI、結果は至って正常で、たぶん偏頭痛か群発頭痛でしょうということに。
MRIを受けるのにあろうことかちゃんとコンタクトレンズを着けてきてしまい、医学生の鏡である。
また、今年24歳の大学生というところから医学生であることがバレ、MRIの画像を見せられながら脳の血管の名前テストをさせられることになってしまった。
そういえば、他人に陰部を見られるのはかなり恥ずかしいのに、思考の中枢であるところの自分の脳ミソを見られるのはあまり恥ずかしくないのは、結構不思議なことである。
何はともあれ、取り敢えず脳は大丈夫そうで、一安心であった。
次に、普段通っている歯医者だ。
この歯医者は、田舎の個人病院にしてはデカく、かなり繁盛しているが、過去にうまくハマっていない銀歯を放置され歯茎が腫れるなど、やや信用に欠ける病院である(しかし、歯医者は行くたびに次回予約をさせられるので、僕は病院を変更することなくダラダラと通い続けている)。
早速、歯の痛みについて尋ねてみると、親知らずでしょうと言われた。
そして、その次週に左側の親知らずを、上下いっぺんに抜くことに。
割と正常に生えていたがやはりかなり出血&腫れまくり、1週間が経った今でもまだ腫れ続けています。
結局、左の親知らずを上下両方抜き、更に頭痛薬(バルプロ酸・ミグシス錠)を朝晩で飲み始めると、嘘みたいに歯の痛みが治ってしまったので結局歯なのか頭なのかよく分からない。
神経内科では頭痛と言われ、歯医者では親知らずと言われ…、専門性というのは、悲しいかな時としてこういう状況を作り出してしまう。
歯科医と神経内科専門医の意見の食い違いを、コロナ禍における諸非医療系専門家の医学に対する解像度の低さに重ね合わせつつ、だからと言ってまあ難しいよな、と一人適当にやり過ごすのであった(なんか痛いの治ったし)。
ま、暫くは薬を飲みながら様子見ということで、取り敢えず怖い病気ではなさそうで(?)一安心なのでした(皆さんも体調が悪い時は、放置せず病院に行きましょう!)。
mtkn