internet-boyzの日記

4人で交換日記をしています。

遠く遠く

こんにちは、夜更かしクンです。

先週チャリがパンクしたので

近所のチャリ屋で直してもらったんですが

またパンクしたのでチャリ屋againです。

1時間くらいで終わるらしいので

帰らずに近所の公園のベンチに来て

これを書くことにしました。

小学生たちがブランコをこぎながら

「おれ最近夜に駆けるがすき」

「うぃーーーあーーざちゃーーんぴおーん」

とか歌っています。

ぼく小学生のころブランコこぐのが

絶望的に下手だったからうらやま椎名林檎

そんな小学生たちに負けないように

蝉があちこちで鳴いてる。祭りだ。

 

 

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昨日、免許の更新のためだけに

実家に日帰りで行ってきました

(きょうはマジの日記を書きます)。

 

 

免許の更新は東京でもできるみたいだけど

提出する書類がたくさんあってめんどいし

地元で更新することにした。

自分がウイルスを持っている可能性もあるし

あまり地元には帰りたくなかったけど

駅と免許センターの往復だけならまあいいか、

という感じで、日帰り強行軍。

 

 

更新のための受付、8:30-9:00か

13:00-13:30の2回しかなくて

「11:30までには(実家最寄)駅にいなよ」

って親には言われていたんだけど

前日夜(当日朝)の午前3時くらいまで

インターネットボーイズとzoomしてた。

今から寝たら起きられんなーということで

シャワー浴びて軽く飯食って

始発の新幹線に乗ることに。

 

 

上野駅地下ホームへの下りエスカレーター、

壁に東北への旅行を促す広告が貼ってあって

「今年の夏は東北とか山陰を回りたかった...」

とか無限に考えてしまう。

下り新幹線に乗る時はいつも、

右側の座席に座るというポリシーがある。

浪人期を過ごした戸田公園や荒川土手が

見えるのがなんかうれしい。

明治ブルガリアヨーグルトの工場看板を

見るとルーティーン消化的な安心感がある。

でもコロナでずっと引きこもっていたせいか

車窓から何を見てもわくわくするナと気づく。

武蔵浦和のあたりで貨物線?の線路を発見。

 

 

8月のトランヴェール

北海道青森のアイヌ文化を特集してるな~

などと思っているうちに県境のトンネルに。

越後山脈をぶちぬくこのトンネル、

以前までは電波が入らず圏外になってたけど

最近電波が通るようになった。

これで終点までの2時間、ぶっ続けで

アマプラとかで映画を観られるようになった。

でも高校の先輩がこないだ、

電波が通るようになって嬉しいけど、

トンネルに入るとスマホをしまって

本を取り出して読むひとたち、

もう見られなくなっちゃうのかな。

妙に仲間意識があったんだけどな。

みたいなことツイートしてたの思い出して

なんか喪失感感じちゃった。

かわってくこと、かわらずにいること。

 

 

そんなこんなでトンネルを抜けると

そこは雪国、ではなく

一面のみどり。

 

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毎日の曇りや雨が性格を形成する。

 

 

地元着、駅駐車場にて、

車から降りてきた母にゴム手袋を手渡される。

東京の手は汚いらしい。まあそうか。

研究室か、とか突っ込みながら実家へ。

もうすぐ60になろうとする母のiPhone

厚労省COCOAなるアプリをインストール。

母、iPhoneにしてから1年が経つも、

いまだに自分でアプリを入れられない。

「これで解決!iPhone完全ガイド!」

みたいなのを買ったらしく、一緒に読む。

僕「ここにアプリの入れ方書いてあるよ」

母「ほんとだ」

僕「このページ順番に読んでみ」

母「App Storeを開いて欲しいアプリを選択」

みたいな感じでカスタマーをサービス。

・画面上部の薄いグレーの検索窓を見逃す

Apple IDとかの知識はない

・本の手順すら小項目の見出ししか読まない

などの諸問題の存在を確認。歳ですね。

特に最後のやつが深刻だなと...。

書いてあることを読み取れないというか、

そもそも読もうとしないというか。

それとも、

ページ全体を舐めるように網羅的に読む、

って、やるひとはあまりいないだけなのか?

昔の母はどうだったっけ。忘れてしまった。

幼少期の自分が気づいていなかっただけで、

実はそうだったのかもしれない。

 

 

昼を軽く食べ、免許センターへ。

うちの県民は枝豆をほんとによく食べる。

免許センター、

りゅうちぇるぺこみたいなカップルが

一緒に更新に来ている。平和。

あとはまあ、

山手線に乗っていると日暮里で降りていく、

おそらく常磐線沿線に住んでいるような

銀髪ウインドブレーカー女さんなどもいる。

こんな田舎にいるんだ...。

常磐線銀髪ウィンブレウィメンズの謎、

いつか調べてみたい。

この手のファッションの女さん、

ことごとく日暮里で降りていくし、

前に常磐線とかTX乗った時も

同一車両内に何人かいたので、

常磐線沿線にはたぶん、

あの手の女性を惹きつける、

もしくは住まざるをえなくする、

有意な何かが存在すると思う)

それ以外は特筆すべきこともなく

順調に手続きを終え、講習会へ。

 

 

途中休憩でトイレに行くも、

個室が5室中4室和式。

昭和から建て替えられていないせいで、

そのほかも設備が旧式。

これはなんというか、

「古くて汚い」というよりかは、

「昭和の香り」を各所に残しているというか

そんな感じ。

案内板のフォントとかがなんというか昭和。

絶対音感ならぬ絶対フォント感ほしー。

田舎特有の昭和公共施設、すき。

 

 

そんなこんなで無事免許を更新し、駅へ戻る。

せめて日本酒でも買って帰るか~と思い、

駅の日本酒館へ。

本命の夏限定生酒は売り切れだったけど、

はちみつから作ったとかいう謎の日本酒と、

ロックでいける日本酒をゲット。

新幹線改札に向かおうとすると

「駅弁でも買っていったら」

と言う母。

駅弁コーナーをのぞくもお気に入りの

「雪だるま弁当」「松茸にぎわい弁当」

がないので、退散。

こだわりが強すぎて、

これ以外の駅弁を買うことはほぼない。

 

 

店を出ると、

「お弁当のお金あげる。」と言って、

折りたたんだ千円札を財布から出す母。

なんか、なんか、すごく悲しくなっちゃった。

わかるかなあ、こういうの。

例えば父の実家から帰る時、

祖母が父に梅干しとか果物とかを

大量に持たせて来ようとするのに似ている。

というかもろそれ。

梅干しも駅弁も、ありがたいよ、

ありがたいんだけど、でも、なんかね、

すごい重荷に感じちゃうんだ。

物理的には重くないんだけどね。

これ以上書くと、

言わずに済んでいた母子間の愛情と醜さが

浮き彫りになってきちゃう気がして、

書いててつらくなってくる。

というかなってきたので消した。

分析がいつも正義とは限らない。

 

 

結局千円は受け取らずに新幹線に乗った。

仕送りで十分に生活させてもらっているし、

逆にその範囲内で頑張らせてください、

その程度のプライドは僕にもあります、

みたいなことを言った。

でも悪いことをしたなと思って、

母に感謝のラインを入れた。

 

 

相変わらず低い雲を眺めながら、眠った。

 

 

 

 

夜更かしクン