internet-boyzの日記

4人で交換日記をしています。

電車とかいう、居場所

こんにちは~。

 

きょうはラボの論文紹介でした~。

2か月に1回くらい回ってくるんですけど、

いやーきついです。

理解して(できるとは言ってない)、

参考文献とか先行研究を読んで、

英語スライドを作って、

発表は先輩方につっこまれて。

今年から日本語の使用が解禁されたのが

唯一の救いです。

まあでも、やると力が付きますね(小並感)

 

 

 

 論文はまず読まないと始まらないんですが、

英語だし、内容難しいしで、集中力を要します。

下宿で読んだりラボで読んだりしていたんですが、

去年くらいから、電車で読むのにハマっています。

 

 

僕の地元は典型的な車社会で、

みんな車や自転車、バスをよく利用していて

電車は(少なくとも僕は)ほぼ使いませんでした。

それこそ、在来線に乗る回数よりも、

新幹線に乗って東京へ出たりする回数の方が多い、

そんな感じです。

バスや車は狭くて酔うし、

自転車をこぎながら本は読めません。

よって、本は図書館や自室で読んでいたし、

移動中にあまり別のことをしませんでした。

(車の中で本を読むと目が悪くなる、

と親に言い聞かされていたせいもあったと思う)

 

 

で、大学に入って東京に出てくると、

そりゃもう電車社会なわけです。

最初は新鮮だし電車通学も楽しいんですけど、

慣れてくると狭さやひとの多さが気になり始め、

やることのないまま無駄に時間だけ過ぎていく、

そんな感覚になります。

東京に出てくるまではそれこそ、

山手線も京王線もどうせ同じだ、世田谷区は神、

くらいに思っていたんですけど、違いますね。

山手線って、広いし快適だ。

 

 

で、大学と学生寮のあいだの25分をどう過ごすか。

頭はそっちのほうに行きはじめます。

 スマホJリーグの結果を見たり、

大学の授業の予習をしたり、

デジタル車内広告をあてもなく眺め続けたり。

この頃、電車で本を読むことを知ったと思います。

実際、この25分でできることは意外とあって、

それなりに隙間時間を有効に使えていました。

 

 

でも大学3年になって、なんかもう嫌になって、

絶対に自転車通学できるところに住む!と決めて

今の住処に居る次第です。

でも、電車通学のストレスから解放されて、

それはすごくありがたかったんですが、

今まで陰ながら自分を支えてくれていた50分間を

今度は自分で意識的に作らなければいけなくなる。

下宿や学科控室を利用しても、なんか違う。

カフェは高いし(課金して覚悟を決める、

という考えは一理あるとは思います)。

 結局、ほどよい居場所を見つけることなく、

単位を落としたり拾ったりしながら

一年半ほどが経とうとしていました。

 

 

大学4年の夏、とうとうやつがやってきます。

大学院入試です。勉強しなければなりません。

一年半を経て、僕は流浪の民と化していました。

院試まであと2週間となり、勉強の進捗も悪く、

困ったワネ~とか言いながらバイトを終え、

電車に乗って仕方なく教科書を開きました。

するとあら不思議、なんだかスイスイ読める。

 気づいたら山手線は一周と少しを走っていました。

この日からほぼ毎日、僕は山手線の味を覚え、

適当に降りてはランチを開拓したりなどしつつ、

車内に戻っては教科書を読むようになりました。

ほんとはあんまよくないんだろうけど、

混んできたら立ったりしてたので、どうか勘弁。

 

 

以来、院試にも受かり、

電車に乗る時は本を持っていくようになりました。

なんで、電車だと集中できるというか、

本の内容が自然に頭に入ってくるんだろう。

大学1・2年のころの電車通学が活きているのか、

1/f ゆらぎみたいなやつのおかげなのか...。

わからないけど、電車は、なんかいい。

わかっちゃったらなんかおもしろくないかな。

電車で本が読めなくなるまでは続けたい。

 

 

今回の論文も、鈍行4時間で山に向かいつつ、

なんとか読み通しました。ありがとう。

始発だし、山はひとがほんとにいないし、

気分転換にもぴったりでした。

いいかんじの写真がたくさん撮れたので、

最後に、貼っておきます(自己満足)。

夏至の山の、木漏れ日です。

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夜更かしクン