ただいま東京(※注)、さよなら古墳。
どうも、ブログ更新ヤダヤダ期に突入していた赤ちゃんこと、熊猫です。
無事自動車免許(AT普通)をゲトったので、明日の新幹線で東京(※注)にとんぼ返りする予定なので、思いの丈を書いていきたいと思います。
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残暑にもあれだけ激しく照りつけていたお天道様は、9月になった途端にすっとなりを潜めてしまった。
朝や夜などは顕著なもので、あれだけ寝苦しくてたまらなかった8月の夜が嘘のよう、便所に立てば開けた窓からふわりと秋風が漂ってくる。
おかげさまでここ最近は、秋の夜長をダラダラと、晩酌のアルコールが回った頭で映画を視聴するという文化的な生活を送っている。
しかし、これほど長い間実家にいたのはいつぶりだろうか。
思えば、高校を卒業してからというもの、1年間の予備校寮生活、そして今年で5年目になる下宿生活と、1年に1度か2度、盆と正月に帰るか帰らないか、という程度でしか実家に帰っていなかった。
高校を卒業する時にまだ小学生だった妹はいつの間にやら高校生だ。
そんなに長い時間離れていたにもかかわらず、今回の長期帰省生活は意外なほど違和感のない日々だった。
そして、寝てても母親が飯を用意してくれる生活というのはオツなものである。
コロナの影響で思いがけず長引いた帰省は、家族全員が揃って団らんの楽しい一ヶ月だった。
おそらく、一ヶ月以上実家に滞在するのは今回が最初で、そして悲しいかな最後だろう。
明日になれば18年間過ごした家での生活に後ろ髪を引かれながら、やらねばならぬことの待ち構える汚れた空の東京(※注)へ、「のぞみ」に乗ってドナドナドナと送り出されてゆくのだ。
大人になるということの一つには、こういうことも含まれているのかな、と感じる。
僕は自分の原風景を生活から捨象して、少しずつ大人になったふりをしていきます。
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※注:新横浜です。